英語を勉強したいと奮起しても、変化が少ないのですぐに飽きてしまう。挫折してしまう。
こんな事、ありますよね。
数ヶ月前から、ひょんな事情で英語スキルが必須になってしまい、本格的に打ち込み始めております。
そんな中、微々たる変化しか無いながらも、毎日の訓練を続けていた事によって、TOEIC対策アプリなんかで点数を測ってみると、500点くらいは取れている状態でのスタートを切ることができまして。
実はかれこれ3年以上、『行き帰りの電車内限定』というかなり限られた時間の中で英語の勉強を続けておりました。この段階では単なる趣味でした。
そんな話を知人にしてみた所、「なんで殆ど変化がないにも関わらず、それだけの長い期間続けられるのか」といった事を質問されまして。
まだまだ英語が喋れる状態ではない身ではあるのですが、この『続ける』ということそのものも、人によっては需要があるのかもしれないと考え、このような文章を書いております。
『できる範囲』を『継続』するには、『コース』を理解する必要がある。
さて、勿論スタートの段階では皆一様に英語を喋れない状態からスタートするもので。生まれ持った環境が英語を喋る必要があったとか、そういう事でなければ。わりとチンプンカンプンな状態から始める訳なんですが、この時、一番最初に感じる事って、こうだと思うんですよね。
「一体どの段階まで進めば、英語が喋れるようになるの?」
では、こう考えてみてはどうでしょう。
ぶっちゃけある程度は身振り手振りでも、最低限必要な英語が口から出てくれば道案内くらいはできるもので、検索アプリを片手に『this, あー』だとか『over there』だの何だの喋っていれば、なんとなく理解されたりします。
外国人といきなり雑談するシチュエーションがあっても、『I like 何々』『wow!』『funny!』『cute!』とか、わりと適当な単語が出てくればコミュニケーションにはなってしまうんですよね。
その昔、英語が堪能な友人に引っ張り回されて、ある日遊びに行ったら日本語が喋れない人が居たとか、そういう経験があるもので……経験もしています。
それは『英語を喋れている』状態か? 『いない』状態か?
『英語を喋れるようになる』って、当たり前なようで、実はすごく難しい目標設定だと思うんですね。
ゴールがどこだかわからない!
そこで、じゃあ例えば4つくらい語学スキルに種類があったとして。
- 聞く
- 話す
- 読む
- 書く
どれをどの辺りまで伸ばそうか考えてみる。
私の場合は、『ビジネスで使えるようになる』が目標だったので、日常会話的なくだけた表現とか、そういうのは(勿論やりますが、どちらかといえば)後回しです。
逆に、『外国の方と気軽に雑談ができるレベル』なら、日常会話を中心とした勉強になると思います。
目標が定まると手順が決まります。実はとっても大切な事ではないかなと。
『コース』を理解したら、『手順』をつくろう。
さて、大切な目標が定まったら、どのようにしてその目標を達成しようかと、そういった『手順』や『段階』が必要になってきます。いかにして目標を達成するか?
それが分かると、「ああ、私は全体でいうとこれだけの達成目標がある中で、この部分を勉強しているんだな」というのが分かってきます。
つまり、一見何の変化もなかった『英語の勉強』という漠然とした課題に、『現在の進行度』をプラスすることができます!
これ、とても大きいです。
自分の中では何も変化がない。『英語が喋れない状態』がずっと継続している。
この五里霧中感。暖簾に腕押し感が、人を挫折させてしまうのですよね。
私は勉強を始める時、既にそれを達成している人をモデルにして、その人の勉強法に沿うようにやってみる、という事を重視しています。
特に、やり方や手順が公開されている人が良いです。いなければ自分で道筋を考えるしかないので仕方ありませんが、このインターネットの世の中、検索すれば大概の事は出てきます。
それが合っているか間違っているかはやってみればある程度の段階で分かるので、手応えを感じなければ次の人を探せば良いと思うんです。
まずは先人の教え通りにやってみる!
英語で言うと、森沢洋介さんという人が『英語上達完全マップ』というのを出しておりまして、これがとっても分かりやすいです。
実際やってみると、確かな手応えを感じる事ができます。今まで喋れなかった事が、今は喋れる。今日は喋れる。
昨日まで聞けなかった文章が、今日は理解できる。
この『小さな変化』の連続を感じる事さえできれば、人は楽しく勉強を継続させる事ができると思っています。
必ず毎日やる! 最初は30日必ずやる!
最後にお伝えしたいのは、『勉強を習慣化させる』ということです。人は楽な方に楽な方に進んで行きたくなるもので、一日やらない日があると、次の日もやらなくてい良いような気がしてしまうものです。
- 1日5分の勉強を平日一年240日続ける
- 1日2時間の勉強を一週間に一度、日曜日に続ける
これ、後者の方が継続難易度がとても高いです。講師がいればまた別だと思いますが。
やらない日があると、「あー今日はやらなくて良いんだよかった!」という体験が必ずできます。
その体験は、自分からしてみれば『成功体験』です。その方が楽なので。よって、その方向に必ず向かっていきます。
「本当は今日、やらないといけない日だけど……今日は本当に疲れているから、次回でいっか」
「今日一回やらなくても、大して差はないだろうな」
いつか必ずそう思う日が来ます。必ずです。
ところがですね。これが連続で30日続くと、価値観が逆転するんです。
「せっかく時間を空けているのに、やらないのはもったいない」
「やらないとなんか気持ち悪いな……ちょっと夜更しになるけど、やろうかな」
継続はすればするほど楽になります。そうなると、今度は逆に『やらない』方が楽では無くなるんです。
入社当初は辞めたいとばかり思っていたはずの仕事が、十年経ったら逆に辞めるのが不安で仕方ない。
そういうやつです。
だから、まずは一ヶ月、30日間をどんなに辛くても毎日続けてみる。
30日目にはその辛さはだいぶ解消されていると思いますが、今度はそれを3ヶ月続けてみる。
『簡単じゃない』『難しすぎない』自分が乗り越えられる程度の、適切な難易度で!
こうして階段を積み上げてまいりましょう!
おわりに。
ということで、『英語の勉強を継続』ひいては『勉強を継続させる』事について書いてきたものではございますが。元は勉強嫌いだった私が、継続によってここまで変化するものですから、人間はなんて固定概念の塊なんだろう、と日々思います。
自分というのは、『今の自分が考えている自分』というだけの存在で、自分自身が変わりたいとさえ思えば、いくらでも変わることができる。
それを知っていると、自分を高めていくのが楽しくなりますね。
今は、一緒に勉強する仲間が増えれば良いな、なんて思っていますが。
一人で黙々とやることに慣れてしまっているので、これが中々、増えないんですよね……。
お後がよろしいようで。
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