将を射んと欲すればまず馬を射よとは言いますが、その馬が何なのかが分からなければ、射ようにも射ることはできますまい。
そんなことを痛感した2017年。風のように過ぎては、2018年の幕開けでございます。
昨年の目標は『強く生きる』という事でございましたが、やはりこれは我が生涯における『必要なものを学習していく』といった方向性に於いて、それなりの効力を有していたものと感じております。
このような日には外も大雪であるというのに、ふとすれば電車も動いておりますし、バスはタイヤにチェーンを巻いております。備えあれば憂いなし。物事は準備しておくに越した事はなく、従って様々な苦境を乗り越えた2017年もまた、準備であったと仮定するべきではないのでしょうかと。
しかし、やはり悟りましたね。この世は私の思い通りに動いているのではなく、世界の思う通りに動いているのだと。
『大衆』という根強い意思の中に存在する私は、個人の考えを以ってして社会に太刀打ちしようと考えてもですね、これは一筋縄ではいかないものですね。
ならば、どうすれば良いのか。
それは、『大衆』という意思に真っ向から対立して勝利を収めようという考えではなく、逆に『大衆』という概念を利用して成功を収めていく。これが社会人たる者の、本来の姿ではないものかと。
浅慮ながら今回は私、そのような事を思い付いた次第でございまして。
大きな流れに逆らうことができるほど、一人の人間というものは強くはないものです。自然災害に太刀打ちする事ができないように、世の中の大きな流れの中を逆走しようとすれば、それは生き難くなって当然とも言えるもの。
そんな訳で私ですね、このたび2018年を生きるための指標として、『深く識る』といった事を理想として、或いは目標として掲げられれば良いのではと、そのような事を考えた次第でございます。
『深く識る』こと。
もしもこの世が『うねり』とも呼べるような大きな流れによって構成されているのであれば、そこには必ず『歴史』があり、『予兆』がある。
その事について深く識る事ができるのであれば、それを事前に予測し、先手を打つ事もまた、可能になるのではないか。
そして、先手を打つためには必ず、これまでの世界で何が起きていたのかという『歴史』を知ることが必要になるのでは。つまり、どのような事についてもですね、『歴史』と『予兆』はセットなのではないかと。そのように考えました。
もしもそうであると仮定するのであれば、それを知ることで、この人生に活路を見出す事もまた、可能になるのではないか。
幸いにして、私は生きていくために必要な資金やら家族やら、活力やらは持ち合わせているものですから、これを全力でですね、『うねりを識る』方向に向けて活用していきたい。
そうして、それらに先手を打っていくということを、実践して参りたいと。そのような事を考えるところで。
いやー、こんな事を書いている間に雪がどんどん強くなっておりますね。吹き荒ぶ事嵐の如し。関東圏にこれだけの雪が降り積もるという事であれば、異常気象という名にも冠が付くというものでしょうか。
……あ、紅茶なくなったわ。
ところで、去年がまた大幅に生活で赤字を出してしまったもので、今年こそは貯金が減らないようにとあの手この手で作戦を練っているのですが、中々思うようには行きませんね。
むしろ今貯金しておかなければ何時するんだという位には優遇された環境なのではないかと、私は考えているのですが。これが一家の大黒柱たる主の苦難なのでしょうか。
仕事が安定していて、ビジネスの企画も前に進んでいて、個人的にも施策を打つ機会があり、夫婦仲も円満。まあ良く言ってしまえば、これだけの環境が私には揃っている訳であって。……ええ、勿論悪い所は見て見ぬフリですはい。
なのに、どうして時間と資金をうまいことやりくり出来ないのか。
いやもう、零細企業にして安月給だという事はさておいて。
まあ、はっきり言ってしまえば私、残念なことにあまり器用な方ではなく、率直に言ってしまえばヴァカ、つまり馬鹿の部類だと考えていますので……これは全力で邁進しなければ、皆様に付いていけませんよ、ええ。
とまあ、そのような意味を込めてもですね。自分を知り、世界を知るのだと。知らない事には対処できません。知るって大事ですね。
ガラにもなく難しい言葉など並べて、少々高慢ちきに語ってみたものではありますが、なんだか余計に馬鹿っぽさに拍車がかかったような気がしてならない。っていうか大雪の注意があちこちで呼び掛けられているのだから、喫茶店なんかにいないでさっさと帰りなさいよ。
帰るかー……いやー、外寒いんだよなあ。ゴッサム。
そんな訳で、2018年も開幕でございます。今年もジャブにストレート、アッパーにボディブロー。果敢にパンチを打ち込んで行きますよ。
自分に。
お後がよろしいようで。
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