浮遊する無名作家の浅慮

トレードルールを守る……それだけでは語り切れないモノ。

トレードルールは守ろう、とは言うけれど。


5/15の相場は如何でしたか?

私はですね、非常に難しかったな、と。113.17も割れて、いよいよ112.92~112.39のゾーンに入って来るのかなと、そのように見ておりました。

つまり、大きな背景はロングだけど、今はまだショートではないか。

20170515-2
まだ、レンジゾーンを上抜いてはいない……

日足で見ると、1/17~3/21の揉み合いゾーン、レジスタンスの最終ラインに入っているのではないかと。

このまま115円も割れていく展開になると、日足レベルでここまで一度も売られていないのに、更に買われる展開になってしまいます。こうなると、どこに基準を持って良いのか分からないのでトレードは難しい。

1時間足レベルでは、まだ下落を崩してくる予兆はなく。普段1分足でトレードしている私にとっては、少し大きな形で下落を作って来ている可能性があると。

ノートレードを続け、ひとつレンジを抜ける兆しが見え始めてきたのが21:30。

急落が起こっています。
しかし、ここでサポート割れのショートをすぐに狙って行くかと言うと、私は中々、これに付いて行く事はできず。

15分足レベルで見ても揉み合いなので、このまま下限を抜けてあっさり下落していくかと言うと、そんな事は無いのではないかと。むしろ、一回上がって売っていた人達のポジションをカットしてから下がるのではないか。

そんな事を考えていたら、短期で見ると若干売られそうな気配があり。ついついそれに付いて行ってしまった結果、またしても小さくロスカットを続けると。

私にとっては、耐える相場が続いております。


 本題。

そこでですね、この21:30の足では抜けていかなかった訳なんですが。一応前日の段階では私、これをレンジ抜けの兆しと見ていたのですが……改めて今、見てみるとですね。非常にこれは、微妙なのではないか。

1分足では抜けて、15分では抜けていない急落。

確かに、1分で見た所では崩しているように見えます。ところが、もう少し大きな時間軸で見ると、これはかなり微妙な所なのではないか、と。

するとですね、これを抜けているとジャッジするか抜けていないとジャッジするかで、私のトレードは全く戦略が変わってしまうのですよね。ええ、かなり。

ここで、これまでは気付かなかった、新たな問題が浮上しまして。

裁量トレードは結局の所、何らかのルールに従って売買をしなければ成立しない(=ただのギャンブルになってしまう)と思うのですが。ただルールを守ろう、と言ってもそうは行かない要素が、幾つかあると思うのですね。

自分のルールを守るためには当然、どのような相場にも『ある程度』通用するルールを作らなくてはなりませんし、そのルールが期待値プラスであると、ロスカットしても信じる技術が必要になって来ると思います。

しかし、この2つに加えて、今回私は新たな要素を発見したと。

つまり、ルールを守るためにはですね。

  • 期待値をプラスにするために必要なルールを構築する技術
  • 失っても揺れずに、自分のルール通りにトレードする技術

これら2つの他に、

  • 相場が今、自分のルール内でどの部分にいるのか、ジャッジする技術

こういった要素も必要なのではないか。

これが崩れてしまうと、途端に方向性が分からなくなってしまう可能性もございます。分からなくなったらトレードしない、というのは基本かもしれませんが、ではその分からない動きが出た時に、『その後、どうなったら分かる動きになるのか』という事を認識しなければならないと。

これがFXにおいては非常に難しいのではないか、と思うところで。



 トレードのジャッジ。

今回のケースで行くとですね、やはり私としては、抜けているジャッジで攻めていくしかないと。しかし微妙な所ですので、また暫く負けが続く可能性は視野に入れておかなければなりません。

そしてロスカットした後で、焦って適当なポジショニングを……する事はある程度想定した上で、どこまで減らすことができるだろうか、と。

現在はですね、そんな事を考えております。

裁量トレードですから、やはりロスカットするとメンタルが揺れると。そのような事はあると思うのですね。私もですね、手痛いロスカットを何度もしながら、ようやくルールを作り上げた所ですので……お金に執着のある方なら、誰でも焦りは生まれると思うのですね。

そこで私は、こう思う事にいたしました。

ロスカットした後は判断ができなくて、後から考えるとおかしなポジションを取ってしまうもの。

それがむしろ普通で、そうした事によるマイナスは予め、受け入れる準備を作っておく。その上で、トータルプラスを目指すと。

こう考えておけば、『何やってんだ自分!』と思う事も少ないですし。今の自分のパフォーマンスはこんなものでは無いのにと悲観する事もございません。

どうせ、出ているパフォーマンス以上の結果は出ないのです。なら、もう良いじゃないですか。

焦って適当なポジションを取ってしまってもいいんだ!

そう思うことで、むしろ焦って適当なポジションを取る回数も減るのではないかと。

……減ったらいいですね。私も今、そんな事を努力している段階でございます。




やはりですね、投資で成功をおさめることは、とても大変なことだと。改めて思う所ではございますが。

1つずつ階段を登って行く事で、明日の成功に繋がるのではないかと。今は、そのように信じておきましょう。

お後がよろしいようで。

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