浮遊する無名作家の浅慮

パニック障害になりまして。原因と心療内科の体験談など。

パニック障害になりまして。原因と心療内科の体験談など。

やはり、時代はリラックスなのではないか。

という事で、過去に身体がよく分からない体調不良を訴え、呼吸が出来なくなってしまうという現象が起きていたのですが。

これには驚きました。何しろ唐突に動けなくなってしまうものですから。特に人と会話中という事で、仕事にも影響が出てしまったりですね、人様にご迷惑をお掛けしてしまう事も、やはりあったと。

これがですね、総合内科の方ではこれといった原因が分からなかったものですから。やはり、これは心療内科なのではないかと。

という事で、私はついに――人生で初めての心療内科。そして、カウンセリングというものを受ける事になったのであります。





私「パニック障害ってなんですか……?」

心療内科に行って、一言。

人が多い……多すぎる……!!

1時間以上の待ち時間、予約はできません、との事だそうで。……なんという事でしょう。

しかしまあ、これは待つしかありませんよ。

やがて、私の順番も回ってきました。

どうもですね。総合内科の方では、過換気症候群ではないかという結論に達していたのですが。心療内科の先生からすると、これはむしろパニック障害なるものに近い、というお話がございまして。

もう、あれですね。このように病状の名前が付いただけで、私は不安が拭えませんよ。

パニック障害というものが何なのかが分からなかったもので、これは一体何ですか、というお話をさせて頂いた所。このような症状が発生するものが、パニック障害というもの、という事だそうで。

  • 突然、呼吸困難に陥る
  • 視野が狭くなる
  • 手足のしびれ
  • ろれつが回らない
  • 倒れてしまう

おや。なんと私、これら全ての症状に当て嵌まるようですよ。

何故、ベストを尽くしたのか。

とは言ってもですね、パニック障害と過換気症候群というものはとても密接な関係にあるようですので、やはり心の病気である事に変わりはないのだと。そういう事のようでして。

そこでですね。医師の方は言いました。

「普通はお薬をお出しして治すんですが……」

前にデパスを飲んで体調不良になってしまった私には、少しばかりの恐怖があったのですが。どうも、お医者様は薬を推奨しております。

仕方ない、とりあえず試してみましょうか、というお話になりまして。

同時にですね、カウンセリングなるものも受ける事になりました。



はじめてのカウンセリング。

心の病気にもですね、やはりその病気に至った原因というものが、普通はあるようなのです。

私のように原因の分からない人間はですね、やはりカウンセリングの方とお話させて頂いて、根本的な原因を探る他にありませんと。医師の方からも強く勧められまして、これはやはり受けるしかないと、私は考えるに至ったのですが。

早速、カウンセリングセンター(?)なるものに突入。白基調の清潔なイメージがある建物内で、先生を待つ私。

「3番の部屋にお入りください」

きた……!!

部屋は防音設備が施されているのか、どこか閉鎖的で窓はありません。私は少し緊張しながらも、室内へ。

こ……これは、アレではないでしょうか。室内には木のテーブルと椅子。相変わらず白い室内に、人が一人。ゴリラみたいな顔の刑事に根掘り葉掘り聞かれた挙句、「ネタは上がってんだよ!!」と怒鳴られ、やがて温かいカツ丼を

「本日担当させて頂きます、Aです。よろしくお願いします」

綺麗どころの女の人でした。……本当に申し訳ない。

そして、お話をしていくとですね。まあ正直私は何が原因なのかさっぱり分からなかったもので、色々と思い起こしながら過去のお話をさせて頂いていたのですが。

私は苦笑して、カウンセリングの先生に言いました。

「今年は、お話できる事ってそれくらいで。去年は色々あったんですけどね」

「去年、何かあったんですか?」

「ああ、去年は大変でしたね……」

そこで、私は去年に発生した、長い人生でも経験しない方は一生経験しないであろうお話をですね。させて頂きまして。

その恐怖体験について語った所、カウンセリングの先生がですね。驚愕といった様子で目を瞬かせた後、こう言いました。

「それは……大変でしたね」

あれ? ……もしかして原因ってこれですか?



ショックな出来事で、パニック障害が発生する事がある。

という事でですね。やはり、私としては先の事件が原因なのではないかと。そのような結論に達しそうな雰囲気ではあるのですが。

「そのような出来事の心の傷は、半年~一年もすれば徐々に癒えていきますので。ちゃんと治りますので、じっくりやって行きましょう」

という事でですね。暫くの間、様子を見る事になりました。

やはり、身体が常時、緊張してしまっていると。それに慣れてしまっていると、より大きな負荷が来た時に耐えられなくなってしまうのだと、そういう事だそうなのです。

なので私は、まずですね。今はもう不安は無いのだよと、身体に教え込む事が重要であると。

そのような結論になりそうですよ。

呼吸困難に陥ってしまった時の呼吸法なるものも教えて頂きまして、ひとまずはこれらで乗り切る事になりそうです。

1.息をゆっくりと、全て吐き出す。
2.5秒かけて息を吸いながら、真っ直ぐに肩を上げる。
3.肩を上げたら、その場で少しキープ。
4.その後、ゆっくりと息を吐きながら肩を戻す。

すると、多少のリラックス効果が期待でき。息が浅く、荒くなるなどの初期症状が出た時にですね。試してみると良いですよと。

そのようなお話をさせて頂いて、今回はカウンセリングを終了しました。









今回の、私にとっての恐怖体験というものはですね。既に過ぎ去ってから半年近くは経つ出来事だったので、もうすっかり候補からは外していたのです。

しかし、一年位は色々な事が起こる可能性もあると。自分が意識していなかったとしても、警戒する必要があるのかもしれませんね。

やはり、心の病気というものは難しい。

そのように、私は再確認してしまったと、そういう訳なのです。

私と同じように原因が分からなくて困っていらっしゃる方にですね、意外と古い過去に原因があるという事も考えられるようだと、この場でお伝えさせて頂きたい。

自分の中で鮮明に残っている体験ほど、ショックが残ってしまうという事もあるようです。

ひとまず私はですね。この多忙な日々を乗り切り、休みを取ることができるように、孤軍奮闘していきたいと考えております。

あれ? あんまり状況が良くなっていないぞ……。

お後がよろしいようで。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿