国広仙戯
TOブックス (2016-12-10)
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という事で、これはいつ記事にしたものかと、ずっと考えていたのですが。
こちらはTOブックスより、国広仙戯先生の作品でございます。
この度、『リワールド・フロンティア』の第二巻が発売される、という事でですね。やはり、紹介するのはこのタイミングではないかと。今こそ、私はこの作品の魅力についての深さと言いますか、熱さのようなものをですね、書かなかればならないのではないか。
二巻というものはですね。連載作品において、未来を担う重要な巻だと思うのです。
思わず紹介したくなってしまう程に完成度の高いこの作品は、漫画が好きな方には馴染みが薄いかもしれませんが。
やはり漫画が好きな方にこそですね。お手に取って頂く価値があるのではないかと。
……と、今回はそのようなお話でございます。
何と言っても、そのストーリーの明快さと濃密さ。
実を言うと私はですね、『小説家になろう』というサイト様で作品を書かせて頂いている身ではあるのですが。実は、本作も元は『小説家になろう』にて連載されていた作品なのですよ。
今となってはこの『リワールド・フロンティア』はですね、商業化にあたり、当サイトからは影を潜めておりますが。連載されていた当初はですね、それは人気のある作品でした。
これが無料で読めるというのはですね、やはりすごい発想なのではないかと。誰もが思ったのではないか。
そのひとつの重要な魅力がですね、これは『単純明快かつ、濃密なストーリー』という部分にあるのではないかと。私は、そのように考えているのですが。
一見相反するように見える、ストーリーの『明快さ』と『濃密さ』。これはですね、実は両立させる事が可能であり、そして極めて両立させるのが難しいのではないか。
つまり、設定を深くしていけば深くしていく程に、ストーリーというものは難解になっていってしまうと。しかしながら、シンプルで分かりやすいストーリーを目指していくと、今度は薄味になってしまう、という問題があり。
この作品はですね、その両方を見事な形で両立している。言わば、ライトノベル界における少年漫画のそれではないか。むしろ、これは少年ライトノベルと言っても過言ではないのでは。
少年ラノベなるものの誕生であると。
従って、王道を目指しつつも、王道ではない要素も盛り込んで行く。こうする事で何が起こるかと言うとですね、ライトノベルの世界に桜木花道が誕生します。
やはりそれは、庶民シュートを極めた天才ではないか。
キモは、その熱さ。
何故私が『リワールド・フロンティア』をこれ程までに推すのかと言えばですね、これはやはり、その『熱さ』なるものに心惹かれているから、ではないかと思っているのですが。主人公のラグディスハルトは、これは『支援術式』なるものを使いこなし――……ご存知の方はご存知だと思うのですが、支援というのはですね、これはRPGの世界で言うと、回復やサポートなどを担当するポジションに当たります。
ラグディスハルト、通称ラト君は、主人公でありながら支援に特化。それも、味方の能力を強化するスキルばかりを使用するという、ゲーム的用語(?)で言うと『エンハンサー』と呼ばれる職業に徹しています。
しかも、その強化スキルを自分に使いまくる、という。これはある意味、エコなのではないか。
むしろ、省エネ主人公ラトではないか。いや、エコ型主人公……? エネ省……
……まあいいでしょう。(よくない)
そしてこれが、どうもこの世界の中では不遇、つまり弱いとされている職業のようなのです。そんな中ですね、そのような職業を極めようと言うのだから、これは周囲のバッシングがひどい。
いやー、かく言う私もですね。何時の頃からか、『弱キャラ』なるものにハマってしまった時期がありまして。弱い要素で強く戦うというものにですね、憧れを抱いた事がございます。
弱者が強者を打ち倒すというのはですね。やはり、少年心に誰もが夢見るストーリーだと思うのですが、いかがでしょうか。
ラト君は、ちょうどその立場に居るようなキャラクター。それでいて潜在能力が高く、幾つもの支援術式を器用にも使いこなす事ができると。
それによって、『最弱にして最強』なる主人公が誕生したのです。
どうでしょう。少し、ワクワクして来ないでしょうか。
少なくとも私はですね、この設定にとてつもない期待を抱かざるを得ませんよ。
自分の弱さを悲しい程に熟知している主人公が、そんな自分に絶望しながらも、夢のために、仲間のために奮起し、自身の『弱さ』を乗り越えていく。
どうでしょう。少し、ワクワクして来ないでしょうか。
今はまだ物語も冒頭ではありますが。私はですね、少しばかり夢見ております。
この作品は、必ず流行ると。
やはりですね、少年ジャンプで言う所の『友情・努力・勝利』というキーワードはですね。これは、男の子の永遠のテーマではないかと思うのです。
私としましては、このように『アツい』作品というものがですね、世の中にもっと増えても良いのではないかと。既に飽和状態のような気がしなくもないですが、やはりまだまだ増えて良いのではないかと。
アリアリではないか。いえ、砂糖とミルク入りのコーヒーという意味ではなく。
そのように、期待に胸を膨らませる、といったところで。
活字だからと恐るるなかれ。まるで漫画のように読めてしまう本作は、きっとライトノベル界の新たな未来を担う存在なのではないかと。
そういえばですね。この作品、『ヒロインがふんどし』という、嘗て無い要素を盛り込んでおりまして。
私としましてはですね、これにより、必ずや日本にふんどしブームが巻き起こるのではないかと。そのように考えているのですが。
あ、私は普通にパンツ履いてます。
お後がよろしいようで。
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