さて、私はつい最近、親知らずなるものを抜いたのですが。
しかし、なんとも不思議ですね。本来歯の中では一番強そうなイメージのある親知らずですが、今の人体において親知らずとは、あまり必要とされていない歯に当たるのだそうな。
なんでも、大脳の構造が変わって人の顎が小さくなってから、不必要な歯になってしまったらしいです。だから、抜いた方が良いのだとか。
生えてくるのに抜いた方が良いとは、これいかに。
最近では、そもそも親知らずが生えない人というのも出て来ているらしく。何を隠そうこの私も、下顎の親知らずは生えて来ない人だそうです。
下顎親知らず生えて来ない系人類。
親知らずを知らない。むしろこの場合、彼は親を知っているのではないか。
訳の分からない話はさて置いて、そのような事があったものですから。上の親知らずと下の親知らず、下の方が痛みが強いという事でですね。
ちょうど偶々、嫁様が下顎の親知らずを抜く機会があったものですから。本来抜くべき時期から考えると随分遅い抜歯ではありますが、抜く事になったそうで。
そうしたら、下顎にしびれが出てしまいましたと。今回は、そのようなお話でございます。
下顎の親知らず抜歯は痛い!
しびれ云々の前に、上顎と下顎の親知らずではですね、抜歯の際、お医者様の説明に雲泥の差があったのです。これは、まだ親知らずを抜いた事がない方の中には驚かれる方もいらっしゃるのではないかと、私は考えているのですが。まだ親知らずを抜いた事ない系人類の方にはですね。
・上顎の場合
「あ、もう歯が出て来ていますね。放置しておくと痛みが続くだけだと思うんで、抜いちゃった方が早いと思います」
「抜歯当日は少し痛むかもしれませんが、翌日にはもう痛みも無くなってると思います」
「一応、痛み止め出しておきますねー」
・下顎の場合
「歯がまだ埋まっているので、歯茎を切開して歯を取り出す流れになります。でも、今のうちに抜いておいた方が良いかも」
「翌日から翌々日にかけて一番痛みが強く、その後は治まってくると思います」
「一度パンパンに腫れて、それが青くなって黄色くなって、それから治って来るかも」
いや、あまりに違いすぎませんか。これ、同じ親知らず抜歯のお話なのですが。
私(上顎)と嫁様(下顎)の歯のつくりが違うという事もひとつあるかとは思いますが、それでも下顎の方が、痛みが強くなる事は避けられないらしいのです。
というのも、下の親知らずの方が土台がしっかりしていて抜くのが難しく、場合によっては歯を砕いて取り出したり、という事もするそうな。
いやー……大変ですね。
嫁様は、究極の二択を迫られたと言います。
「子供ができてから親知らずを抜いて、影響がないと言われている痛み止めを飲み続けるか……親知らずを抜いてから子供ができるか……どっちがいい?」
Oh...
抜歯後、下顎に痺れが。
やはり、今のうちに痛くても抜いておいた方が良い、という結論に達し。そりゃそうだ。どうにか、抜歯を終えたのでございますが。
その後、言われた通りに顔が握り拳ほどに腫れてしまい、その後青くなり、黄色くなり、治って行きました。
かなり痛みが強いらしく、ごはんを食べるのが苦痛になってしまったと、食事のたびに苛々したり泣いたりしておりました。かわいそうに……。
これから親知らずを抜くという方は、是非倒れても大丈夫なようにですね。ある程度の覚悟を持って、挑んで頂きたいと。
私はですね、そのように考えております。
そして、親知らず抜歯後数日した時の事なのですが……どうも、下顎に痺れがあると言うのです。
お医者様に診て頂いた所、血行を良くするお薬と、ビタミン剤の延長にあるようなお薬を処方して頂いた、ということで。……一体、これは何であろうか。
調べてみるとですね、親知らず抜歯の際、親知らずの近くに神経がある場合など、場合によっては影響が出てしまう恐れがあるのだとか。
これはある程度長い期間、様子見をして治していかなければならないらしく。
決して高い確率で起こる事ではないとの事ですが、嫁様はそれにも該当してしまった様子。
かわいそうに……。
せめて、できる事は協力させて頂きましょう。といったところで。
という事でですね。抜いた方が良いと言われる親知らずではございますが、やはり抜歯の際にはこのような症状が出る可能性もあるようです。
抜歯の際にはですね、やはりこれは手術でもあるのだと。飲み明けや徹夜明けなどに軽い気持ちで行かず、しっかりと体調に気を使ってですね、挑んだ方が良いのではないかと。
そのような事をですね、私は考えさせられました。
ところでこの親知らず、まだ嫁様の下顎にですね、一本残っているのですよね……。
私はすっかり忘れていたのですが、実は親知らずって二本あるんですよね。
私はすっかり忘れていたのですが。
たぶん。
嫌なことは、早めに終えてしまいたいものですね。
お後がよろしいようで。
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