浮遊する無名作家の浅慮

リアルな顔パーツを追求して、より人間らしさを求める。

リアルな顔パーツを追求して、より人間らしさを求める。


さて、引き続き、お絵描きなるものを追求していきたいと思い。次のステップに参りましょう。

前回はですね、簡単な骨格を用意し、それに対して全身を描いてみる、といった事を練習してはいたのですが、これには少し問題があった、という事なのです。

それはですね、陰影。

いえ、陰陽ではありませんよ。お間違いなきよう。

それぞれの立体的な構造が分からない事には、やはり影ものっぺりとしたそれになってしまうのではないか、と思うものです。特に漫画のようにですね、デフォルメされたイラストに陰影を付けて行く場合などは、必ず元となるのはリアルな人間のそれである、とも言える訳なのです。

ここで、リアルな人間の陰影を付ける事が出来ずに、どうしてデフォルメされた人間の陰影を付けることが出来ようか。

……と、今回はそのような結論に至りました、といったところで。

それではですね、以前にも紹介させて頂いたサイト様の訓練法を基にして、今回もレッツ・お絵描きをしてみようじゃないかと。

どことなく、『夢のクレヨン王国』の『ン・パカ・マーチ』が聴こえてくるようですね。

それではいってみましょう。



 まずは、目。

兎にも角にも、顔パーツと言えば先ずは目です。何事もですね、やはり最も人体の注目を集めるのは目だと、私は考えていると。

だからこそですね、様々な世の作品は、目にですね、これは非常に長い時間を掛けるのではないか。目こそ全ての始まりではないかと。かの有名な武闘家の天津飯もですね、きっと第三の目が無ければ、腕が4つに分裂したり、身体が4人に分身したりはできなかったのではないか。

いえ、誰も排球拳の話はしていませんよ。

では、私が長い時間を掛けてですね、描き上げた『目』が。こちらになります……!!

どうぞ!!


目?


めっちゃ台形。



いえ、これで合っている筈なのですが……目というより、これは台形。いえ、台形の中に丸が入っている。

これで良いのか、私よ。これが渾身の力作で良いのか。ブログの記事として取り上げるような、『目』の形で良いのでしょうか。

いえいえ、そんな事はありませんよ。やはりですね、簡単な描き方というものを使って描いてみたのだから、これは簡単な出来になってしまったとしても仕方がないのではないか。ちゃんと目の形を参考にしてですね、目を描かなくてはならないのではないか。

改めて、こちらが私の渾身の力作。イラスト『目』でございます。

どうぞ!!
目。



怖い怖い怖い怖い怖い



なんですかコレは。西洋人形か何かですか。あと、左右の大きさ合って無くないですか。やっぱりプクリンですか。

え、目って難しくない……? 難しいですよね。

良いんでしょうか、この方法で練習を続けていても。何度も描いてれば、どんどんと巧くなると言われているのが目ではあるのですが。私は少し、自信が無くなって来ましたよ。



 次に、鼻。

いや、目が描けないんじゃ鼻なんてもっと描けないでしょう。あの難しくも愛おしい形、分かりますか。非常に捉えにくいでしょう。

あれで様々な鼻の形があるんですよ。一体どのようなパーツで構成されているのか。そのような問題もですね、これはかなり複雑な形であり、私には分からない。

頭ですら理解できないものを、どうして描き出す事が出来ましょうか。

いえ、理屈は分からないでも無いですよ。きちんと某サイト様に練習方法も書いてある事ですし。

まずは、三角の立体を描く所からスタートなんですよね。わかります。
鼻? 立体
続いてですね、この三角の立体に対して、鼻の下の丸い部分を描いていけばいい、と。

鼻? 未完成
そうすると、穴の位置が決まりますので……これに対して、被せるように穴の外側を描いていけば良いのではないか。

鼻 完成?
……あれ?

描けましたね。

三角の立体を描き、

鼻の丸い部分を特定し、穴の位置が決まり、

それに対して、穴の外側が作られていくと。

鼻 ナナメ
鼻 ナナメ
あれ……?

意外とできる、気がする。

なるほど。きちんと鼻を構成しているパーツの形が理解できると、様々な方向の『鼻』をも描き出す事ができると。

少し驚きですね。私のように絵心の無い人間はですね、あのような複雑な形を見ると全てパスタに見えてしまう、と思っていたのですが。

大親友の彼女のツレが美味しいパスタを作るらしいじゃないですか。

意外にも、鼻とパスタはまるで別物だったようですね。



 最後に、口。

耳はですね、かのサイト様では後回しになっていましたので、この記事でも後回しにしてしまおうかと思います。

おそらくきっと、難しい形なのでしょうね。見ているだけで分かりますよ。

という事で、口。私がリアルな口を描こうとするとですね、いつもタラコ唇になってしまうのですが。タラコ唇ばかり描きすぎて、タラコが好きなのかと思われてしまいそうですけどね、これが好きなんですよ。

明太子の方が好きですけどね。どうでもいいですね。

さて、この口なるものは、馬の蹄を意識しながら、それにソーセージを付けて行くと、巧く描くことが出来る、とのことです。

口。
Hello. my name is hogehoge.

おお……!!


口達。
HHHHHellloooo. mmmyyy()


様々な口を描いていると、やはり口だけでも表情と言いますか、そのようなものが表現できるのだ、という事が分かりますね。これは新しい発見ですよ。

やはり、人の顔というものは端的なもので表情を形作っている訳ではない、という事でしょうか。様々な形があり、それぞれの顔パーツがそれぞれの形を作る事によって、初めて表情というものが生まれて来ると。

素晴らしい。

私などはですね、福笑いも数える程しかやった事が無いという程、顔パーツについては知識が浅いのです。やはり、ここは改めて自分の顔をまじまじと眺めながら、形を覚えていくべきではないか。



さて、これだけの顔パーツを見事、描き出す事に成功しました、といったところで……遂に、これらの顔パーツを組み合わせて、人の顔なるものを描いてみましょう!!

少し楽しくなって来ましたね。それなりに練習も積んだわけですし、これはきっと、リアルな顔を見事、描くことが出来るのではないか。

やはり、石の上にも3年と言いますからね。イラストの上にも、本当は3年の月日が必要になって来るのかもしれませんよ。私はとうに3年など通り過ぎてしまいましたが、未だにこの腕前なのですが。

さて、それでは各種顔パーツを抑えた所で、新しく描いた『人の顔』がこちらになります!!

どうぞ!!

人の顔。

……あれ?

人体模型、再来……。

次回に続きます。


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