「ティッシュを噛む癖、どうやって治す?」
ところで……つい先日、このような記事を書かせて頂いたのですが。
どうやら彼には、ティッシュを噛む癖なるものがあるようでして。
調べてみたら、意外とティッシュを食べたことのある人は多く、しかもそれは甘いという、驚愕の真実を得ることができた私です。
やはりですね、人間は様々な固定概念に囚われているのだと。その気になれば我々もまた、地面からオベリスクの巨神兵を召喚する事もやはり可能だという。
もはやこれは、モンスターではない。神なのではないかと。
そのような、どこぞの海馬コーポレーションの社長のような事をですね、思わず考えてしまった私ではありますが。つい先日、噂の彼と話をしていた時にですね、やはりティッシュの話なるものが登場しまして。
その後、ティッシュペーパーを今後食べないようにする為にですね、どのような事が対策として考えられるのかという、そのようなお話になりました。
結論から先に申し上げますと、噛みたくて噛むと言うよりは、日常のストレスなどが大きな原因になっているようです。
やはり、日々のストレスコントロールが大きな課題となって来るのではないでしょうか。
ティッシュは甘い。
とある喫茶店で、私は彼にこのような事を問い掛けました。「でも、ティッシュは甘いんですよね?」
「甘いですね。……ティッシュを口に入れた事とかないんですか?」
「いや、ないですね」
「一度も?」
なんだか奇異な眼差しで見られてしまったのですが……残念ながら、私はまだ試しておりません。
そこで彼は、このような事を申し上げておりました。
「ティッシュが無い時は、ハンカチを噛んでいるんですよ。でも、ハンカチって繊維だから、すぐ駄目になっちゃうんですよね、1日か2日くらいでボロボロになっちゃって。多分、ずっと同じ所を噛んでるから」
そんなに噛んでるんですか……!
ハンカチだってそんなにヤワな作りはしていないと思うのですが。これは、かなり強いパワーで噛まないと、こうはならないのでは。
「……どんな時に噛みたくなりますか?」
「やっぱり、仕事が忙しい時は無意識に噛んでますね」
そこで私はですね、こう考えました。『これはもしやすると、爪を噛む癖』なるものと酷似した状況なのではないか。
爪を噛む大人だっているんです。
爪を噛むと言えば子供の悪い癖だという認識があると思いますが、実はこの『爪を噛む癖』なるものは、大人でも持っている方が沢山いらっしゃいます。有名所でも、トム・クルーズやブリトニー・スピアーズなどの方々も、爪を噛む癖があったという事らしいのですよ。
爪を噛むというのは、一般的にはあまり良くない行動とされており。その理由のひとつとして、やはり『指には細菌が多いから』という、衛生的な理由が問題視されるようですね。
ということは、爪の代わりにティッシュを噛むというのは、やはりこれは指と比べれば、少しばかり衛生的なのではないか。
……うーむ。
まあでも、たとえ衛生的であったとしても、ティッシュペーパーは本来、噛むものではありませんので。可能であれば、避けたい所ではありますよね。
食品じゃないですし。
まあ、そのような背景もあり。それ程に『噛み癖』というものは、意外な程に多くの方が抱えていらっしゃる問題のようで。
やはりこれは、問題点を追求するべきなのではないかと。
そのような事を考えるに至った、という訳でございます。
何故、爪を噛むのか、という。
そこで、何故人は爪を噛んでしまうのか、という根本的な問題点に着目したいと思うのですが。いつものようにインターネットを通じて検索を仕掛けた所、これは『精神的な不安・ストレス』から来る、という事らしいのですね。
また一説では、『完璧主義者にありがち』というお話もあるのだとか。
なお、彼は割とストレスから過食をしてしまう性格のようで、しかも仕事においてはかなりの完璧主義者であると、私は思っております。
IT系のお仕事を共にやっておりますが、彼は3日掛けて80%の仕事と、2ヶ月掛けて100%の仕事で選択を迫られた場合、やはりどれだけ面倒でも、実はお客様が必要としていなかったとしても、100%を選択する方だと思うのですね。
実はお客様が必要としていなかったとしても。
いつもやりたくなさそうですけど、結局は完璧な仕事をしてしまうという。
私は、彼のそのような部分を信頼しておりますし、大変に尊敬しているのですが。
なので、やはりこれは当て嵌まっているのではないでしょうか。
なんとなく、『爪を噛む』というイメージから幼稚な気がしがちではありますが。実際の所、物事を追求する方に多いということで……。
これはですね、ひとつ大きな事だと思うのですよね。『完璧主義者だから』爪を噛むのであって、『幼稚だから』爪を噛む訳ではないと。
あなたは悪くない!
……なので、この『爪を噛むストレス解消法』を、別の何かに置き換えてあげる必要があるのではないかと。
彼の場合は、ティッシュですけれども。
『噛み癖』どうやって治す?
一般的には、『噛まない』と信じる強い力、言わば孫悟空の『元気玉』のようにですね、そうと願う力が奇跡を起こすという。そのような対処法が推奨されているようなのですが。……あまり、そちらは推奨できないと言いますか、現実的ではない気がして来ますよね。
こんなお話がございます。
いつだったか彼が生活習慣から病気になってしまい、『今の生活態度を改めなければ、もう長くはない』と医者に宣告された所、これは大変な衝撃を受けてしまったようでですね。
「もう、余計なものは食べません。やっぱり、人間は健康が一番大事です」
などと申し上げていたのですが。
その一週間後位に、彼がコンビニでホットスナックを買って戻って来た時に私、聞いたのですよね。
「やめましょうよ、健康が一番大事だって言ってたじゃないですか。ほんとに心配なんですけど……」
「健康は大事です。でも、ストレス解消はもっと大事です」
……うーむ。
やはり、『もう噛まない!』という意志はですね。このように、簡単に覆ってしまいがちではないでしょうか。
では、置き換えてみるのはどうでしょう?
私は思いました。これはティッシュとハンカチ以外の中々食べられない何かを、噛ませるべきなのではないかと。
食べる物を与えてしまうと、どんどん食べてしまいますし。かといってティッシュは、本人も少しやめたい気持ちがあるようで。
「ガムはどうですか? ずっと噛んでいても問題ないですよ」
「あんまり好きじゃないんですよね。2日でなくなっちゃいますし」
「えっ……。……うーん、ではおしゃぶり昆布なんてどうでしょう?」
「ああ、そういうのがあるんですか? でも、ずっと噛んでいたいんですよね」
「じゃあ、スルメとか……でも、塩分が気になりますよね。確か血圧が高かったのですよね」
「高いですね」
「そうすると……はっ!? おしゃぶり……!?」
「それも言われましたけど、流石に恥ずかしいので」
誰に言われたんですか……!? ちょっと、そこの所詳しく教えて頂きたい。
……結局の所、この対話ではティッシュ噛み癖は治せなかったのですが。
その後、彼は新たな趣味を見つけ。少し、以前よりも噛む回数が減ったように感じられます。
確かに健康も大切ではありますが……ストレス解消の手段であると言われてしまうと、無理をして治すのもどうだろう、と少しばかり躊躇してしまう結果となりました。
やはり、仕事のストレスから逃れられる別の何かを見付ける必要があるのかもしれませんね。
彼の場合は、完全にティッシュを噛む癖を治すことはできませんでしたが。
……まあ、これも本人が幸せかどうかが最後の判断なので、致し方ないでしょう。
健康状態を改善したいかどうかも、やはり彼自身の判断することなのです。今、ティッシュを噛むことで彼が幸せなのであれば、私はそれを尊重するべきだと思いました。
大事なことは、そのような癖を持っているからといって、差別をしない事。
そちらなのかもしれませんね。
いずれまた一波乱ある時は、優しい気持ちで受け答えできればと思っております。
お後がよろしいようで。
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