KADOKAWA / メディアファクトリー (2012-12-01)
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今回は、コミックアライブから『アイリス・ゼロ』。原作:ピロ式先生、作画:蛍たかな先生による作品……って、今wikipediaで検索してみたら、『うさぎ中納言』っていうサークルさんだったんですね。
作者様サイト『うさぎ定食』
私はコミックアライブには殆ど手を出した事がなくて、今回ほぼ初めてアライブ作品を読んでいる訳なのですが……これ、めっちゃ構成綺麗じゃないですか。
知らんかった……コミックアライブ大事ですね。ちゃんと確認しておこう。
題材が『アイリス』と呼ばれる能力を瞳に持っている、という人達の話で、タイトルも『アイリス・ゼロ』で、主人公だけがその能力を持っていない……って、「ああ、異能バトルものなんだね」と思ってしまった私。
ごめんなさい。異能バトルじゃなかった。
瞳に宿る能力っていう辺りからなんか戦う系のものを想像してしまっていた私なのですが、その実態は『嘘が見える』『感情が見える』などの、人の内面に関することばかり。
普通は目に見えないものが視えてしまうが故に、あるいは苦悩したり、絶望したり……というのを、主人公が助けていく、というお話。
バトルは出て来ませんでした。代わりに、少年少女のヒューマンドラマっぷりが凄いです。ころころと感情が変わる所は、読んでいてちっとも飽きないですね。
物語の構成といい作画といい、なんか2009年一巻発売の漫画とは思えない。もう4、5年は前の作品ではないかと思ってしまいました。
キレーな話の構成で、絵柄もすごく優しい感じ。最近こういうの見てなかったなあ……。ということで、こんなタイトルです。
7巻発売ということで、1~3巻まで無料でkindleで読めたので、ついつい手を出してしまいました。ちょうど物語が盛り上がる所ということで、これから早速4巻を買って読んでみよう、という段階です。
年末だぜ……。お金に余裕がないよ。でも買う。
一話完結という訳ではないですが、ちゃんと話にシリーズがあって、区切りの良い所で終われる、というのも良いですね。
あとヒロインのタイプ。これが古風。なんと言っても古い!!
このぽわぽわした感じは一昔前に、『ああっ女神様』だの『まもって守護月天』だので、一部に大流行した類のヤツじゃないですか。現実には殆ど居ない希少種の女の子。
ああ、あれですね。若干ギャグ寄りですけど、『魔法陣グルグル』なんかもそうでしたね。
最近ではメインヒロインにこういうタイプが採用される事が殆ど無かったような気がします。ツンデレの流行と共に消えて行きましたね。
あ、私はこういうヒロインの方が好きです。だってマンガにしか居ないんだもの。
優しいお話ばかりで、読んでいると癒されます。絵にも癒されます。
仕事で疲れた時の息抜きには、ばっちりかもしれないですね。
満足度:A(88%)★★★★☆
※評価は一読者としての私的な見解として、レビューに価値を持たせる為に付加しています。作品の面白さは人によって差が出る事、何卒ご了承ください。
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