なんと、開始から僅か一年でサービス終了のお知らせが来てしまいました。
事前にメールでもご連絡を頂いていたのですが、まさかの出来事。大変残念に思っております……。
まだ作品を公開している方々も居るようですし、このまま終わってしまうのは少し、寂しいですね。
2015年冬より、ストリエは『文字とイラストを組み合わせた、新たな作品の形』と銘打って、実にユニークなサービスを提供してくださいました。
iPhoneの吹き出しのような形で小説が読める。その効果は大きく、普段は文字を読まないような人も、小説やライトノベルの作品に触れ合うことができ、新たな楽しみが広がったのではないかなあ、と思っております。
小説とイラストを提供する人材を分けて、好きなように組み合わせて使う事ができるというのも、新しい試みだったなあ、と思います。
…………しかしながら、難しい部分もありました。
イラストを提供してくれている方はかなりクオリティの高いイラストを提供してくれるのですが、やっぱり作家の方々は自分のキャラクターデザインを頭の中に持っているものであり、中々出来合いのイラストで妥協できない事もあったり。
でも、自分でイラストを描こうと思うと、途端にハードルが上がってしまう。
検索機能の弱さや公式・非公式作品、という扱いなどは、それそのものが作り手のモチベーションを下げるきっかけにもなり……作品を公開したのにアクセスが殆ど、或いは全く来ない、という現象が起こってしまう。人気な一部の作品だけにアクセスが集まり、駆け上がるきっかけが掴めない。
或いは、そんな難しさがあったのかもしれません。
まあ後で想像するのは楽な話です。運営上・構造上難しい事が幾つもあったのでしょう。
『あの時ああすれば良かった』なんて、結果論でしかありませんね。
何はともあれ、素晴らしいサービスが一つ閉じてしまう事を、残念に思うばかりです。
本件、βテストの時期から関わって来た私としては、中々にショックな出来事でした。
これで終わらず、同じプロジェクトメンバーから違うサービスが誕生したら嬉しいなあ、なんて切に願います。
という、おはなし。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
0 件のコメント :
コメントを投稿