浮遊する無名作家の浅慮

おすすめするための漫画れびゅー:『ドメスティックな彼女』(ラブコメ)★★★☆☆

ドメスティックな彼女(1) (週刊少年マガジンコミックス)
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「この後、あの動画では、どうだったっけ」

作者:流石景

ドメカノです。作者はGEでお馴染みの流石景先生。
これ、恋愛枠なんですか? ラブコメ枠なんですか?
……どうなんでしょう。一応、このブログではラブコメ枠に。

内容はソフトだけどソフトすぎない恋愛物語、ソフトだけどソフトすぎないドロドロ感、ソフトだけどソフトすぎないコメディ。読んだ感想はたぶんそんなかんじ。

恋愛物ってコメディに焦点を当てるなら明るい構造にしないとシリアスなターンに来た時に「あれ?」となってしまうし、シリアスに焦点を当てるならコメディは程々にしないと、「あれ?」となってしまう。
なので混在って難しいと思うのですが。なんだか絶妙なバランスで成り立っていて、作品のカラーを損ねることなく話が先に進んでいきます。

恋愛といえばドロドロな話に慣れている筆者にとっては、すごく新鮮です。
お色気漫画がシリアスの顔をした時みたいな。……伝わらないか。
憧れの人と身体の関係を持った女の子が姉妹で、何故か主人公の家族に? なんて、舞台設定はバリバリの恋愛モノかオフィスラブのようですが、
主人公が小説を書く人だというのもあって、周囲の人たちは文学関係に厚い人が集まり、そこに学園らしさも感じます。

やっぱり微妙なバランスなんですね。

作品としてはストーリーあり、コメディあり、お色気ありということで、なんだかとても層が広そうな印象を受けます。
コアな部分に100%ヒットするのは難しいかもしれないけれど、恋愛かコメディか読めるならまず外さないと言いますか。
筆者も「うおーすげー!」とまでは行きませんでしたが、じわじわ来る系の面白さで、結局既出の巻は全て読んでしまいました。
時間があったらつい手に取ってしまう気軽さがあります。

落ち着いて読めるし飽きも来ないので、読み易いなあと感じました。
ある程度のお色気が許容できるのなら、午後のティータイムにでも読んでみてはいかがでしょう?


満足度:B(70%)★★★☆☆

※評価は一読者としての私的な見解として、レビューに価値を持たせる為に付加しています。作品の面白さは人によって差が出る事、何卒ご了承ください。
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